漁師生活の魅力FISHERMAN'S CHARM

房安晋也さん

生年:1994年 出身:鳥取県鳥取市 船員歴:2ヶ月(2021年6月時点)
所属:柴山港 沖合底びき網漁船 相生丸 船員

2021年4月から沖合底びき網漁船に乗られていますが、その前は何をされていましたか?

香美町の地域おこし協力隊として村岡高校に勤めていました。村岡高校では地域アウトドアスポーツ類型というコースに地域のことを勉強する系統とアウトドアスポーツを勉強する系統があって、そこでコーディネーターとして生徒と高校と地域をつなぐコーディネート業務をしていました。元々地域おこしや地域づくりに興味があったんですけど、村岡高校の生徒が地域づくりに一生懸命に取り組んでいる姿を見て、自分も高校生に負けてられないなと思いました。そうして地域の課題が見えてくる中で、自分は1次産業に取り組んでみたくなりました。

1次産業はたくさんありますけど、その中で沖合底びき網漁業を選ばれた一番の理由は何ですか?

一番はやはり自分の夢だったからです。沖合底びき網漁業ではなく、漁師になることが子どものころからの夢でした。ずっと漁師は遠い世界だと思ってたんですけど、香美町に3年住んでみると、意外に近い仕事ということに気づきました。その中でもやるからには一番しんどいと聞く沖合底びき網漁業に挑戦したい、タイミングは今しかない!と思ったので、選びました。

2ヶ月間乗船して何が不安でしたか?

一番不安だったのは毎日の筋肉痛でした。その他には、朝にベルが鳴って起きるんですけど、起きられなかったらどうしようという不安の中で前日寝ることでした。船酔いは特になかったですね。

他の船員さんにはどのような印象を持たれましたか?最初の印象と、乗船されてからの印象の違いなどもありましたら教えてください。

最初はすごく怖いと思いましたが、船に乗ってみると、私がケガをしないように常に誰かしら見守っていてくれるといいますか、意識してくれているので、すごく安心して仕事ができています。最初は怖いと思っていた人たちも優しい人たちばかりで、自分の乗っている船はすごく働きやすい雰囲気で、毎日仕事ができていました。

沖合底びき網漁船に乗って良かった、この漁業を選んで良かったということはありましたか?

僕は海や魚が好きなんで、ずっと沖に出ているだけで嬉しいというか、船に乗っているだけでテンションが上がります。自分の自然体の感覚で働けるというのがすごく良いところです。

これからの目標はどのように考えていますか?

目標というのは特に……これから先どうなるか分からないんですけど、まずは1年間漁を続けると。まだ2ヶ月間、春のシーズンしか船に乗ってないんで、その後に漁師としてキャリアを積んでいくことを考えていきたいと思っています。まずは1年間続けることが目標です。

地域おこし協力隊をされていましたが、将来的には香美町に定住するようなことは考えていますか?

地域おこし協力隊で移住してきて、漁師になるのが定住だと思っていたので、僕としては香美町で暮らしていくんだという思いで船に乗っています。
結婚して子供を産んでというようなイメージはまだ湧いてないんですけど、例えば、香美町だったら空き家を活用することを考えています。いたるところに良い空き家があるので、前の職場のときも空き家に住まわせてもらっていましたし、今も空き家をお借りして下宿させてもらっています。無理して家を買わなくても空き家を借りて暮らしていけるイメージがあり、例えば漁師で他の地域から移り住む人でも、空き家をどんどん活用していったら良いと思っています。シェアハウスのようなものや単身で住み始めるのも良いし、やり方はたくさんあるでしょう。

休日はどのように過ごされていますか?

さきほども言ったんですけど、僕は海が好きで、釣りをするのが学生時代からすごく好きなので、休みのときはよく海に行って釣りをしています。あと、村岡に住んでいたときから渓流釣りもすごく好きだったので、時間のあるときは村岡や小代の方まで行って渓流釣りをしています。だから遊びには事欠きません。